株式会社ファームシップ(東京都中央区、代表取締役：北島 正裕、以下、当社)は、東京ビッグサイトで開催された「nano tech 2022」のNEDOブースに出展しました。
当社はNEDOブース内の「IoT」エリアに、AIによる植物工場等バリューチェーン効率化システムの研究開発と題し、革新的なシステム開発の構想をパネル展示しました。

「システムの概要」
本システムは農と食の業界を対象とした効率化システムです。まず生産から消費に至るまでの供給と需要に関するビッグデータを収集します。
そのデータをAIで分析し、市場で必要とされている食の量を予測します。
その結果を生産から消費の各プロセスに反映させ、まずは、植物工場における生産現場のムダやロスを20%以上削減することを目指します。

「システム開発の目的」
本システムと植物工場技術を掛け合わせることで、持続可能な農産物流通の実現を目指します。
現在の農産物流通では、需要量が予測できない中で生産を行うため、販売機会にロスが生じたり、廃棄量が増加したりするフードロスの問題があります。

植物工場では、植物の成長に必要な環境因子を自分たちで制御するため、露地農業と比較し100倍以上の生産性を誇ると共に、生産量を管理することが容易です。
そこで、本システムで市場において必要とされている量を予測し、その量に合わせた生産を植物工場で行います。
それによって、必要とされる量が必要な時に、必要な人や場所に届く持続可能な流通体系の構築を行います。

「今後の展望」
システムの開発を完成させ、植物工場への実装を予定しています。
持続可能な農産物流通を実現すると共に、システムを通じてムダやロスを減少させることで、より収益性の高い植物工場事業の実現も目指します。
また、システムの適用範囲を露地農業にまで拡大させることで、農と食の流通構造全体を持続可能な構造へと導きます。

【NEDOブースについて】
詳細はこちらをご覧ください
https://www.nedo.go.jp/events/EF_100116.html

【展示会概要】
名称：nano tech 2022 第21回 国際ナノテクノロジー総合展・技術会議
主催：nano tech実行委員会
会期：2022年1月26日（水）～28日（金）10:00～17:00
オンライン展示：2021年11月26日（金）～2022年2月28日（月）
場所：東京ビッグサイト 東ホール 〒135-0063　東京都江東区有明3-11-1
（NEDOブース小間番号：3T-20/3W-20）
詳細：https://www.nanotechexpo.jp/main/
問合せ先：
nano tech 実行委員会事務局
Phone: 03-5657-0760
E-mail：nanotech@jtbcom.co.jp