お知らせ

2025.10.02

「NEDO Challenge Satellite Data」一次審査を通過 ~衛星×気象×市場データによる農産物取引量・価格予測サービスの開発~

  株式会社ファームシップ(本社:東京都中央区、代表取締役 三上祐志郎、以下「ファームシップ」)は、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(以下「NEDO」)が主催するコンテスト「NEDO Challenge Satellite Data -農林水産業を衛星データでアップデート!」において、当社の提案「衛星×気象×市場データによる農産物取引量・価格予測サービスの開発」が一次審査を通過し、ファイナリストに選出されたことをお知らせいたします。

 本提案は、気候変動や自然災害による農産物の需給変動に対し、衛星・気象・市場データをAIで統合解析することで、野菜や米の需給を高精度に予測し、農産物流通の安定化に貢献する新サービスです。農業者や流通業者、行政などが利活用できるWebダッシュボードを通じ、播種や収穫、流通再配置などの意思決定を支援します。

本サービスの全体イメージ図

 本サービスは、以下の3つの柱で構成されています。
  1. 需給予測:衛星・気象・市場データをAI解析し、農産物の需給を高精度予測
  2. 意思決定支援:Webを通じて、農業者・流通業者・行政の意思決定を支援
  3. 災害対応:災害時に苗供給や流通再配置で、需給バランスの迅速回復を支援
 さらに、本サービスは国内の農地の状況を衛星データから把握できるため、農地の実態調査や耕作放棄地の活用検討にも資する取り組みです。これらのサービスや調査結果から、食料安全保障に直結する基盤整備としての意義も持ち、持続可能で強靭な食料システムの実現に大きく寄与します。

 本コンテストは、衛星データと先端技術を活用し、農林水産業の高度化や食料安全保障の強化を目的にNEDOが主催して開催されています。全国から農林水産業の生産性向上や物流効率化に資する提案を公募し、優れたアイデアを選定・支援するもので、初年度から幅広い産学官の応募が集まり、先端技術を農業現場に実装するための登竜門として位置づけられています。二次審査ピッチは2026年5月に予定されており、ファームシップは実用化に向けた検証を進めながら、食料システムのレジリエンス向上に貢献する提案として最終審査に臨みます。

 ファームシップは、「農と食の未来を創る」を理念に掲げ、植物工場とデータ利活用を軸に、持続可能な農業とバイオものづくりの実現に取り組んでいます。AI・衛星データ・IoT・制御工学などの先端技術を活用し、食料・バイオ生産の最適化と環境負荷低減を進めるとともに、国内外の食料安全保障の強化にも貢献してまいります。さらに今回の取組を契機に、本サービスの社会実装と拡大を加速し、より広範な食料安全保障への貢献を目指して挑戦を続けてまいります。

お問い合わせ先

本件に関する取材・インタビュー、御問い合わせは下記までお願い申し上げます。

株式会社ファームシップ
広報担当:松本 貴数
E-mail: info@farmship.co.jp
TEL:03-5829-9601
http://farmship.co.jp

一覧へ戻る

TOP > News > 「NEDO Challenge Satellite Data」一次審査を通過 ~衛星×気象×市場データによる農産物取引量・価格予測サービスの開発~