プレスリリース
2025.07.07農業データ連携基盤「WAGRI」オープンデーに出展 ~青果価格予測サービスを紹介、需給マッチングへの貢献を目指す~
株式会社ファームシップ(本社:東京都中央区、代表取締役:三上祐志郎、以下「ファームシップ」)は、国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構(以下「農研機構」)が主催する「WAGRI※1 オープンデー2025」に出展し、農産物価格予測APIサービスについて紹介します。
1.出展の背景
青果市場においては、生産技術の進展により安定供給が進む一方で、天候や需要変動の影響により価格が大きく変動し、需給のミスマッチが生じています。
ファームシップではこの課題に対応すべく、気象情報や市場データ、外部要因をAIで解析し、地域別に農産物の価格を予測するシステムを開発してまいりました。
2.出展内容
当日紹介する「青果価格予測サービス」は、以下の特長を有しています。
・月次市場価格予測API・週次市場価格予測API
対象市場:札幌・東京・大阪・福岡
対象品目:レタス、トマト、いちご、ほうれんそう
・天候・市場動向などのオープンデータをもとに、将来の価格を高精度で予測
・予測結果を生産・販売計画に活用し、需給の最適化に貢献
また今後、さらなる精度向上を目指して、衛星データなどの活用も視野に入れて研究開発中です。価格変動や供給逼迫といった状況に対応するため、植物工場による苗の緊急提供などの新たな連携手法の構築も検討しています。
3.その他の出展情報(参考展示)
本イベントでは、価格予測技術に加え、NEDO※2 の助成事業として開発を進めている「革新的省エネ型植物工場システム」の一部成果についても、参考展示いたします。
本技術は、光合成計測ユニットやAI制御、省エネ照明制御・液肥撹拌法などを組み合わせ、省エネ率36%・運転コスト約20%削減を目指した取り組みであり、将来的には需給連動型生産モデルへの展開を視野に入れています。
4.開催概要(主催者発表より)
イベント名:WAGRIオープンデー2025
日時:2025年7月11日(木)13:00~17:00
会場:東京都立産業貿易センター浜松町館 3階南(東京都港区海岸 1-7-1)
主催:農研機構(農業情報研究センター)
参加費:無料(事前登録制)
公式案内ページ https://www.naro.go.jp/publicity_report/press/laboratory/rcait/169348.html
5.ファームシップについて
株式会社ファームシップは、「テクノロジーで農業をアップデートする」等のコンセプトで、植物工場およびデータ利活用を軸とした持続可能な農業システムの構築を目指しています。AI・衛星データ・IoT・制御工学などの先端技術を活用し、食料生産の最適化と環境負荷低減に貢献してまいります。
なお、本取り組みは、農研機構「国際競争力強化技術開発プロジェクト」、NEDO委託事業「人工知能技術適用によるスマート社会」およびNEDO助成事業「脱炭素省エネプログラム」の一部成果を基にしています。
【注釈】
※1 WAGRI
:気象や農地、収量予測など農業に役立つデータやプログラムを提供する公的なクラウドサービス
※2 NEDO
:国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構
お問い合わせ先
本件に関する取材・インタビュー、御問い合わせは下記までお願い申し上げます。
株式会社ファームシップ
広報担当:松本
E-mail: info@farmship.co.jp
TEL:03-5829-9601
Website: http://farmship.co.jp